わくわくエコ通信

BMWミニのエコ技術

新型BMWミニのCMを見ました。私はクルマが好きで、ちょっと調べてみたのですが、面白い技術が使われていたので紹介します。ブレーキ・エネルギー回生システムについてです。

BMWではこのシステムをマイクロハイブリッドテクノロジーと呼んでいます。

EV(電気自動車)やハイブリッドカーではない普通の車でもバッテリーを積んでいますよね。

普通の車はオルタネーターという小型発電機をエンジンの動力の一部を使って回し、バッテリーを充電しています。

エンジンが動いている間、ずっとオルタネーターも駆動する仕組みになっているため、常にエンジンの負荷となり、充電のために燃料を消費します。

しかし、バッテリーは常に充電が必要な状態であるわけではありません。充分に充電されている状態のときには無駄にエネルギーを消費していることになります。

BMWは、この問題をブレーキ・エネルギー回生システムで解決しました。ドライバーがブレーキを踏んだ時やアクセル・ペダルから足を離したときに、オルタネーターを駆動してバッテリーを充電します。

こうすると、エンジンに燃料を送っていない状態でオルタネーターを駆動するので無駄に燃料を消費しないですみます。

また、バッテリーが十分に充電されている時には、加速時のオルタネーター駆動はカットし、エンジンの負荷を低減します。

こうすればエンジンに余分な負荷がかからず、吹けも良くなりそうです。単に省エネするだけでなく、気持ちのいい運転につながる技術というところがBMWらしいです(笑)

ちなみに、プリウスなどのハイブリッドカーのエネルギー回生システムはもっと積極的にエネルギーを回収していますが、それでも減速時の運動エネルギーすべてを回収することまではできません。

運動エネルギーを完全に回収するということは、ブレーキで熱に変換していいたエネルギーを電気エネルギーに変えて回収するということですから、発電機にブレーキの代わりをさせることを意味します。

おそらく、搭載されているバッテリーの充電条件の問題もあると思いますが、今のところ発電機を完全にブレーキ代わりに使用することは困難なようです。

もし、完全に運動エネルギーを回収できるエネルギー回収システムが実現できたら、EV(電気自動車)に搭載するバッテリーだって大幅に小容量化することが出来るはずです。

空気抵抗や電気抵抗、摩擦などで失うエネルギー以外はエネルギーを使わなくてすむわけですから。

急速充電の問題はスーパーキャパシタと呼ばれるコンデンサを使えば解決できそうな気がします。

もしかすると、近い将来にブレイクスルーが起きて信じられないような低燃費車が開発されるかもしれませんね。